最終更新日:2014年12月27日 作成日:2007年11月19日 | コメント(0)

松久淳+田中渉:天国の本屋(2000/12)

松久淳さんと田中渉さんの本「天国の本屋」

天国の本屋の説明文(amazon抜粋)

現世の流れに押しつぶされそうになったとき、「天国での記憶」をたどってみたくなる。「天国」とは、誰もが心の奥に抱いているだろう優しくて懐かしい世界。幼い日の宝物、子どものころの夢、初めて恋をした日のこと...。日々の生活に追われて見失いがちな気持ちを、本書は思い出させてくれる。
さとしは「天国の本屋」店長代理にスカウトされ、一時的に天国に連れて来られたごく普通の大学生。天国でさとしは、心に傷を負いリハビリ中のユイと出会い恋をする。2人は他人同士として現世に戻ることになるのだが、さとしは「きっと、君を見つけてみせる」と、再会を約束する。10代から中高年層の読者まで、愛しい人との出会いの必然性を確かめたくなる、そんな淡い恋心がよみがえるラブストーリーだ。また、本書ではさとしが朗読する形でいくつかの童話が登場する。「この本、こんな話だったっけ?」と、懐かしい絵本をまた読み返したくなるのも愉快。 

著者は"妊夫"体験エッセイ『男の出産』などの著書を持つ松久淳で、田中渉はプロデュースの形でかかわっている。舞台化もされたが(演出・中村龍史、脚本・松田直行)、日だまりのような天国の本屋でのシーンを再現するには、小さな舞台がよく似合いそうだ。

柔らかいタッチの挿絵に、ハンドサイズの表装は手触りが心地よく、大好きな人への贈り物にもおすすめしたい。(分須朗子)

天国の本屋のレビュー

ほのぼのしたストーリーですが、後へ行けば行くほど、なぜこの天国の本屋に選ばれたのかがわかっていき、感動的な話にもなっていく。
最後の最後でまた、驚きがあるので、こういう展開でくるのかって関心しました。

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